そしてそれと同時にあたしに突き刺さってきたのは、みんなの視線、視線、視線。
物凄い一斉に見られるから、あたしは思わず後ずさりをしてしまった。
あぁ…教室に入るなりこんなに注目されたのは、きっと小学3年生の時教室の前で派手に転んだ直後以来だわ。
って、そんなのどーでもいいー。
あたしはみんなの視線から顔を背けると、そそくさと自分の席に着いた。
…でも、全校生徒からこんなに注目されたことって、きっと今までなかった。
もしかしたら…って、もしかしなくてもこれってあたしが星河先輩の彼女になっちゃったからなんだよね。
そう思ったら、思わず顔がニヤけた。
…するとその時、教室で話す女子達の声が聞こえた。
「マジうぜー」
「!」
一瞬、あたしのことかと思ったけど、どうやら違うらしい。
「佐伯、全部アイツのせいだよね」
クラスメイトの一部が、佐伯さんの悪口を言っていた。

