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その後、ただがむしゃらに走って遣って来た場所は、菊池先輩の家。
菊池先輩の家には実際に来たことはなかったけど、
前に簡単に教えてもらったことはあった。
「菊池」っていう苗字を確認すると、あたしは勇気を出してそのインターホンを押す。
すると…
「はーい?」
ふいに中から、女の人の声が聞こえてきた。
…姉妹の人かな?
「あ、あの…きっ菊池大将くん、いますか?」
そう言って、その人の返事を待つ。
風邪で、ぐっすり寝ちゃってるかな…。
そう思っていたら…
「あぁ、大将なら今コンビニ行ってるけど」
「!?」
その人はそう言うと、
「たぶんもうちょっとで帰ってくるよ」
そう言って言葉を付け加えた。
…っていうか、ちょっと待って。
コンビニ!?
え、菊池先輩…風邪で休んでるんじゃなかったっけ!?

