その女子はそう言うと、
「1限目終わったらね」
そんな言葉を付け加えてその場を後にした。
……あ、なんだ、菊池君と茉友ちゃんのことじゃないのか。
俺はそう思うと、一人小さくため息を吐いた。
…っつーか、進路指導室行くのめんどくせ~。
…………
…………
それから時間が経って、ようやく1限目の授業が終わった。
俺は一瞬田中先生に呼ばれていたのを忘れかけてしまっていたけど、
教科書を机のなかにしまうと、すぐに進路指導室に向かった。
…ちなみに、菊池君は今日学校を休んでいる。
何故かは知らない。
茉友ちゃんが関係してるのかも…。
そう思ったら、やっぱりあの噂が真実だって可能性が高くなった。
嬉しいような、複雑なような…。
そう思いながらも、俺はようやく進路指導室の前に到着すると、ドアをノックしてそこに入った。
…あの二人が本当に別れてしまったんなら、きっとその原因として田中先生が怪しい。

