その言葉に、思わず手の動きが止まる。
一瞬、頭の中が真っ白になったけど俺はその子に言った。
「そ、それ…どこ情報?」
「友達から聞いたんです!噂好きな子なので、別れたのはマジだと思いますよ!」
その子はそう言うと、真剣な目をして俺を見つめた。
…………
あれから必死で頭の中を働かせながら教室に来たはいいものの、
ぶっちゃけこんな状態じゃ授業に集中できないし、はっきり言ってやる気がわいてこない。
この際菊池君に聞いてみようかと思うけど、菊池君はまだ登校していないようだ。
…メールしてみようか?
いや、でもなぁ…。
独りそう頭を悩ませていたら、そこへ同じクラスの女子がやって来て言った。
「ねぇ、友希。聞いた?」
その女子はそう問いかけながら、俺に近づいてくる。
どーせまた菊池君と茉友ちゃんのことだろう。
そう思いながら、俺はその問いかけに頷いて言った。
「うん、聞いた。菊池君と茉友ちゃんが…」
「は?」
「…え?」
だけどその話をしに来たわけではないらしく、その女子はきょとん、とした表情を見せた後「何言ってんの?」って言葉を続けて言う。
「田中が友希のこと呼んでたよ」
「!」
「進路指導室に来いってさ」

