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茉友 side
朝。いつものように学校に行くと、あたしは早速女子生徒達に囲まれている星河先輩を見つけてしまった。
星河先輩とは、別れてから今日で会うのが初めてだ。
「きゃー!星河せんぱーい!」
「今日もカッコイイですー!」
「先輩、あたし先輩の為にクッキー焼いたんです!」
星河先輩は女子達にそう言われ、生徒玄関前の外で足止めを食らっている。
…人気者は大変だ。
そう思いながらも、あたしはなるべく星河先輩を見ないようにして校舎に入った。
…そんなあたしの姿を、星河先輩がじっと見つめていたとは知らずに。

