そして仁菜の説教を終えた後、今度は次女の結羽に電話をかける。
でももちろんそこでも説教を受けて、電話を切ると俺はそんな姉貴達の機嫌を直す為にコンビニに寄ることにした。
コンビニスイーツを買って帰ると、だいたい機嫌が直るんだよね~。
そう思って、家からすぐ近くにあるコンビニに入ると…。
「あれ?大将、」
「!」
その時、ふいに聞き覚えのある声が俺を呼んだ。
この声は…美帆ちゃんだ。
そう思って声がした方を見ると、そこには制服姿の美帆ちゃんがいた。
…美帆ちゃんは手芸部に入っている。
きっと今日は部活だったんだろう。
「おー美帆ちゃん」
俺がまたスイーツに目を戻しながらそう言うと、美帆ちゃんは俺の傍に寄って来て言う。
「奇遇だね。ってか、なーんか今日の大将の服装はなかなか決まってんじゃないの?
もしかして、あの噂のコとデートだった?」
美帆ちゃんは俺にそう問いかけると、ニヤニヤとからかいの笑みを浮かべた。
そんな美帆ちゃんに、俺も浮かれ気分で頷く。
「そ。しかも、付き合うことになった」
「え、マジで!?」
「茉友ちゃん、俺と“一緒にいたいです”ってさ。もー俺嬉しすぎてどうしようかと思ったよ、」
俺は美帆ちゃんにそう言うと、新発売のスイーツをカゴの中に数個入れた。
…一個ずつじゃまだ機嫌直らないかな。
そう思って他のスイーツにも手を伸ばした時、また美帆ちゃんが口を開いて言った。

