「か、からかわないで下さいよ」
ほんと、もう…寝顔見られたとか恥ずかしすぎ。
だって菊池先輩の手と肩が心地良すぎたんだもん。
独り菊池先輩に背を向けてそう思っていたら、ふいに菊池先輩があたしを呼んだ。
「…ねぇ、茉友ちゃん」
「はい?」
その声に、くるり、と菊池先輩の方に再び目を遣る。
するとその瞬間、見覚えのない天使のマスコットがあたしに近づいてきて…
「!」
あたしは、その天使に突然キスされた。
そしてその天使を操った犯人、菊池先輩に目を遣ると、
菊池先輩は聞いたことのないようなふざけた声で言う。
(でもたぶん天使の声のつもりなんだと思う)
「わーい、奪っちゃった♪」

