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菊池先輩 side
静かな家庭科室で、美帆ちゃん(別のクラスの友達)が裁縫をしている。
美帆ちゃんはもともと手先が器用で、裁縫が得意らしい。
「何作ってるの?」
俺が携帯を適当にいじりながらそう聞くと、美帆ちゃんは
「パワーストーン入りマスコット」
と、慣れた手つきで作業をしながらそう答えた。
…パワーストーン、ねぇ…。
実はさっき帰ろうとしていたら、美帆ちゃんに「大将、ちょっと来て」なんて言われて、
俺は今わけがわからないまま家庭科室で美帆ちゃんの向かいに座っている。
どうやら美帆ちゃんは、俺のためにパワーストーンが入ったマスコットを作ってくれているらしい。
「このパワーストーンが入っていれば、大将の恋もきっと叶うよ」
美帆ちゃんはそう言うと、ニッコリ笑って見せた。
「…ありがとう」
っていうか、女の子ってほんとそういうおまじないとか好きだよねぇー。
そう思いながら尚も携帯を弄っていると、やがて美帆ちゃんが言った。
「…よし、出来た!」
「どんなの?」
俺がそう聞くと、美帆ちゃんはそのマスコットを俺に見せながら言う。
「じゃーん。天使とか作ってみちゃった!その方が、恋叶いそうじゃない?」

