その声に、あたしはちょっと固まる。 声の主が誰かはわからないけれど、声からして男子生徒だ。 …もしかして、星河先輩?…いやまさか。 先輩があんな情けない声を出すはずがない。 そう考えていたら、山下先生が言う。 「あら星河君!早かったね、」 !! その言葉に、あたしは耳を疑った。 えっ、今の物凄く情けない声って…星河先輩だったの!? 更にびっくりして聞き耳を立てると、星河先輩がドアの向こうで山下先生に言う。 「先生、俺もう歩けない疲れた死ぬ~!帰る~!」