「もうそろそろ星河君が保健室に来る頃だから、そしたら診てあげて?」 「え!?」 山下先生のそんな言葉に、あたしは目を丸くする。 え、星河君って…もしかして、あの星河先輩!? あたしがびっくりしながらも「わかりました」と言うと、先生は「じゃあ、よろしくね」と保健室を後にした。 星河先輩が来るの!? え、まずいどうしよう!! …そう思っていた時だった。 「あっ!山下先生ぇ~」 「!」 その時、ドアの向こうで、誰かが物凄く情けない声で山下先生を呼び止めるのが聞こえた。