『セレナちゃん!だいじょうぶ?目、さめてる?』 黒いランドセルを背負った小さな少年。 まだ顔立ちは幼くて、小さなからだに合っていないランドセルが、ちょっとおかしい。 「……うん。だいじょうぶ。おきてるよ」 静かに目をあけて私を見下ろす彼に答えると、その人はとっても嬉しそうに微笑んだ。 『よかった!セレナちゃんすぐいろんなところで眠っちゃうから、またこんなところで寝ちゃってるかと思ったんだ!』 少年は白い歯を私に見せて、にっこりと笑う。 可愛い、笑顔で。