君の悲しい声が

僕に届いたのは

枯れ葉か

ざわざわと

うるさい日の

ことでした

命に終わりが

来るのだと知った

これ以上

悲しい日は

きっとないだろう

何かの物語を

思い出した彼女

“あの木の枝にある

最後の葉っぱが

枯れ落ちたときに

私もいなくなるよ”

そんなことを言った

彼女の手を握り

“居なくなることなんて

ないんだよ

いつでも僕が

そばにいるから

心配しなくていいよ”

あの葉が枯れたときに

僕が下で

受け止めるから…