君を信じて良かった

握る力はどんどん強くなっていく。

「痛い・・・・・ッ」

私はもうひとつの手で思いっきり男の顔面を叩いていた。

自分でも驚く程の大きな音がでていた。

「痛ってぇーなぁー!!」

男は怒っているようだ。眉間にシワをよせ。

知らない。怒られても。迷惑なのはこっちだぞ?

「ごめんなさい」

とりあえず謝っておこう。

「てめぇ・・・・何するんだよ」

怒ってるけどそんなの知らない。

「はっきり申し上げますね?」

「は?何をだよ。」

「迷惑なんです。あなたは一体何がしたいのですか?」

私はそう言うと、玄関まで走って向かった。

どうやら追いかけては来ないようだ。

アイツ、なんなんだ?確かにブサイクではなかった。

どちらかというとかっこいい感じの奴だ。

この中学にいるような、チャラチャラしたやつではない。

一体何がしたいんだ?人の帰り際に邪魔して。