君を信じて良かった

その男は私にどんどん近づいてくる。

「な・・・・なんですか?」

「こんな夜遅くに一人で危ないねぇ」

コイツなんだ??誰だよ。夜遅くって、そんなに遅くないぞ?

「危なくなんてないです。それにまだ、そんなに暗くないですけど?」

「そうだねぇ・・・・」

なんだコイツ。なんだその曖昧な返事は。

「何ですか?私に何か用ですか??」

「・・・・・・・・・・・」

無視か。めんどくさい奴だ。

「失礼します!」

バシッッッ。

痛ッッ・・・・・・

私の手はその男に強く握られていた。

痛ってぇー。こいつは力加減を知らないのか??

「待て。」

「へ?」

驚きから変な声が出た。