君を信じて良かった

とだけ送った。最近、あの男の誘いは断れなくなってきた。

なぜだ?

私があの男に心を開いたということなのか!?

いいや。ありえない。私は人を信用しない。

それから返信は来なかった。

そして昼休み。

「亜由ちゃんー!」

またアイツか。周りの視線など、どうでもいいようだ。

「おい、周りがみてるだろ!?離せ。」

男は私の手をさりげなく握っていた。しかも力加減なんて一切気にせず。

「いいじゃんいいじゃんー!」

よくないっツーの!痛いし・・・・・

「痛い。」

「え?ごめん。つい」

ホント、ついでごまかすやつだな。

「そういえば、亜由ちゃん、俺のこと名前で呼んだことないよね?」

そう言われればそうだが、名前なんてどうでもいい。覚える必要はないだろう。

どうせ、そのうち男も私に飽きるだろうからな。