しばらくすると学ランに着替えた伊藤くんが こっちへ向かって歩いてきた 『…帰るか』 『うん』 二人は体育館を出て自転車置き場へ向かった 『姫莉は歩き?』 『うん、家近いし』 『そっか』 『うん』 『『………』』