「嵩広っ!」 「ん?」 「ありがとね…//」 「おぅっ。」 こんな普通の会話が私には普通じゃなくて… 全てが奇跡に思える。 あぁこれが好きって気持ちなのかって………。 私と嵩広は教室につくとパッタリ2人離れた。 私は櫚子の元へ、嵩広は勿論、楓ちゃんの所。 まぁ、これが当たり前なんだけど やっぱり、寂しいな…。 「おはよっ!衣乃!」 櫚子が私の机にベタッと顔を近づけてきた。 「おはよ!」 私もにっこり笑って櫚子の方を向いた。