そうするうちに、私達の食事もすんで、 嵩広と私は別々の部屋に行き、目を瞑る。 夜は私たちを遠ざけていくんだ……。 朝が来たら又、逃げたい現実に 立ち向かわなければいけない。 でも、大丈夫な気がする…。 私、もう1人ぼっちじゃないから。 そう教えてくれたのは嵩広だったでしょ? だから又、明日起きたら笑ってるから… 「おやすみ、嵩広…。」 だからどうか私を嫌いにならないでね…。 私は布団の中に潜り込み、笑って眠りについた。