「おっ…美味しそうじゃん?やるねー!」
私は席について、嵩広の方を向いた。
すると、嵩広は……
「だろっ?絶対美味いから食えよ!」
と自信ありげに笑った。
私は席について嵩広の方を向いた。
「いっ…いただきますっ!」
私がスパゲッティをパクっと一口食べると
嵩広は私をじっと見ていた。
いや、そんなに心配しないでいいよ?
だって………
「嵩広っ!これスッゴい美味しいねっ!」
暖かい家族の味。
嵩広のお母さんの味がする…。
「ありがとう…嵩広。」
久し振りに暖かい美味しい料理食べたよ…
「おぅっ!」
嵩広は私の食べっぷりを見て
満足そうに頷いた。


