「ごめん…絶対捨てたりしない。 だから、そんな顔すんな…衣乃。」 私は嵩広に顔をクイッと上げられて、 ハッとした。 又、嵩広に迷惑かけちゃう…。 そんなのダメだ! 「嵩広、明日は今日よりも笑ってるから…」 だから、そんなに心配しないで? 私は嵩広の少し前を歩き始めた。 このまま時を止められたらいつまでも こうして2人ふざけあって… バカって言い合って… 永久の愛を嵩広に伝えることが出来たのかな…。