すると、嵩広は私の頭をポンと叩いた。
「ちょっと…嵩広…っ!」
私が手を払い除けようとして
嵩広の方を向くと、嵩広はくしゃっと笑って
「やっぱ、お前はそれぐらい
俺に歯向かってくんねーとな(笑)」
と言って私にVサインを作った。
私はそんな嵩広に見とれた。
「帰るぞ?衣乃っ!」
そう言って、嵩広は私の隣で
サッと立ち上がり、手を差しのべる。
ズルい……///
やっぱり嵩広はズルい……///
「しっ…///仕方ないから帰ったげる//」
私は嵩広の手を取って立ち上がった。
そういえば、嵩広の携帯に私とお揃いの
星のキーホルダーが着いてないんだけど…?