私がコンビニ弁当を電子レンジの 中へ入れて暖めていると 『ただいまー』 と外の方から声がした。 私は思わず聞こえた声にさっと立ち上がり、 玄関へと走っていった。 そして、玄関のドアに手を伸ばした。 そこに見えたのは何だったっけ? 玄関に立っていたのは お母さんと私の知らない大人の男の人…。 『やばっ…衣乃、まだ起きてたの?』 『えっ……』 『またてっきりお隣の小西さん家で 食べてくるのかと思ってたわー。』 私は下を向いた。