「…………っ!」


私と…嵩広の…


「2人のお揃いなんだよね?
私、羨ましくて、買っちゃった!」


何で……?


「やめてよ……」


「えっ……?」


「何で同じにするのっ!楓ちゃんと嵩広は他にも色々お揃いに出来るでしょっ!」


……私と嵩広の思い出を…壊さないでよっ!


私は渚くんの前だって事も忘れて、

思わず楓ちゃんの見せびらかしてきた

スマホについたキーホルダーを振り払った。


その瞬間、地面に落ちたキーホルダーが壊れた。