「俺の姉貴ん所行こ?女同士のが良いよね?」
何でそんなに私の事ばかり考えてくれるの?
バスケットコートに連れていってくれたの
だって私を元気付けるためだよね?
「渚くん、優しすぎるよっ……」
私は思わず溜まっていた涙が全部溢れ出た。
渚くんはそんな私に優しく微笑むんだ。
「君が笑えない分だけ俺は代わりに泣くから。
俺が泣けない分だけ君は笑ってて欲しいんだ。」
渚くん、やっぱり貴方はズルいよ……
「あ…りがと…うっ……」
こんなに嬉しいこと他にはないよ…。
私が求めてること全部分かっちゃうんだね。


