やっぱりバレちゃうんだね… 「それ、嘘だよね?」 渚くんは私にバスケットボールを 軽く投げて私の目を見る。 目がそらせない…。 私はバスケットボールを受け取ったまま どうしていいか分からなくて、そのまま 渚くんを見つめたままになってしまった。 すると渚くんは私の腕を掴んで、仁さん達に 「ごめん!俺らそろそろ抜けるわ!」 と言って走り出した。 仁さんはケラケラっと笑いながら 「青春してんの見せつけてくれるなよっ!」 と言って軽く手を上げた。