すると渚くんはニコっと笑った。 「そんなに暴れたらまた落ちるよ?」 その言葉を聞いて私は思わず足を止めた。 「それはちょっと…」 落ちるのは痛いし嫌だよね…(笑) でもよく考えたら私、 嵩広にフラれて叫んでたのも、 泣いてたのも…木から落ちたのも… 全部渚くんに見られてたんだよね?/// ヤバい…考えただけで顔から火が吹きそう…/// 「あの…///渚くん、私は もう大丈夫だから下ろして?//」 私は恥ずかしさのあまりに下を向いた。