「こんな木、1人でも降りれるからっ!!」


そう言って私は木に足をかけて

少しずつ降りようとした。



でも、私は足を踏み外して


思わず木から手を離してしまった。


ヤバい……落ちるっ!


「うわぁぁぁっ…」


私はフワッと落ちていく感覚に怯え、

目を閉じた。


でも、落ちた所は思ったより

優しくて…暖かくて……


「大丈夫?衣乃ちゃん。」


甘い声に目を開けると

そこは彼の腕の中でした……。


「わわっ…///ちょっ…渚くんっ?///」


私はお姫様抱っこになってるのに気づいて

足をパタパタした。