何よ…

嵩広のあの顔……


意外そうな顔しちゃってさ……。


「ムカつくっ…。」



私は大きな木の上に登って

その木の枝にたった。


そして大きく息を吸った。


「この無感情男、無神経男ーーっ!!」


私の大声は青空に吸い込まれていった。

私は頬をぺちんと叩き、笑った。


そして、私が木の枝から

降りようとしたその時だった……!


「………恥ずかしいことしてるねー(笑)」


木の下の方からから声が聞こえた。