「はぁっ…はぁっ……」


私は走る。

あの場所を目指して……


階段をかけ上がり、見えた真っ赤な鳥居。

そこをくぐると見える神社。


「うっ……」


着いた途端に溢れる涙。

失恋で笑える人なんていない。


でも、泣くと余計に惨めだ…