少しずつ女の子らしくなってたんだ…。


「このまま時を止められたら…」


俺達は離ればなれに

ならなかったのかもしれない。


「ごめん…答えられない…」


俺は昔、衣乃に貰った星のキーホルダーを

ケータイから外してテーブルに置いた。


それから、俺は朝御飯を食べ終えて、

制服に着替えた。


そして、玄関の扉を開くと

そこにはもう………


「おはよう。嵩広くんっ!」


田中が笑ってる。


俺は衣乃と同じ道は歩けない。

だって………


「田中、行こっか?」


俺には田中がいるから………。