『どうしても貴方とヨルに会いたいです。
­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­今、衣乃ちゃんと貴方の元に向かっています。』


渚くんが送った、たった一言のメール。

頼れるのは渚くんしか私にはいなかった。


私の携帯にはヨルくんのアドレスは

消されてしまっていた。


どうしてかは分からない。

ただこんな言葉を忘れられずにいる……。


『君は僕のこと忘れていいんだよ。
僕が絶対に君のこと忘れないからね…。』


誰かが私に言った小さな独り言。

全く知らない世界に飛び込む様な感じ。


私達はまた出会えるのかな……?

さよならじゃないって信じたい。