いつまでもお前を待ち続けていたい。


本当の田中が笑えるように俺は…

ただここで応援していたい。


綺麗事に聞こえるだろうか?


確かにここじゃ綺麗事だって笑われるだろう

けど俺は………


「田中の一番の味方でいるから!」


田中に伝えたかった本当の気持ち。


どうにもならない現実(田中)が

真っ赤な目をして俺の瞳の中に写った。


俺はニッコリ笑って田中に手を振った。


「永遠に田中を待っている。」


田中に背を向けて俺は階段を降りようとした。

その時だった……!!


「嵩広くんっ…//ありがとうっ…!」


とても優しい声だった。

子供みたいに必死でそれでいてとても……


とても優しかった。