僕は車に乗り込んで執事服を身にまとった。 そして、僕の執事に言った。 「ルル様の元へ…今すぐにだっ!」 戦わなければいけない…! 僕にも負けられない…譲れないものがあるっ! 「承知しました!ヨル様。」 僕の執事は大きく頷いてにっこり笑みを こぼすと又まっすぐ前を向き直して ハンドルを握り、車を走らせた。 ルル様は…きっと……きっと…… 僕には分かる気がする。 あの人があんな風に罪を重ねていく理由が…