そして、車に乗りこんだ。


すると、すぐに執事が車をとばして、

僕の別荘に向かっていく………。


僕の別荘……?いや、今は衣乃さんの家か。

もう衣乃さんの中には………



僕はいないんだから………。



「衣乃さん……」


僕を忘れて幸せになってくださいね。


貴方の心を独り占めにしたいのは

山々ですが…


貴方を傷つけて…

ルル様のように元から愛人だったように

振る舞ってしまうのは恐ろしいことです。


僕はやっぱりルル様の言う事を聞けなかった。

悪い奴でごめんなさい。