Where are you？

｢……で田中､話って？｣


嵩広がお決まりのように楓ちゃんの方を見る｡



｢あのっ…///私と…付き合ってください！｣


彼女が嵩広に手を伸ばす｡

真っ赤な顔｡


でも､顔を下げない｡

まっすぐ嵩広だけを見てる…。



こんな真っ直ぐな告白する子始めてみた…｡


でも､嵩広の答えは決まってるんだよ？


楓ちゃん…後で私が嵩広をしばいとくから

嵩広を恨まないでやってね…｡


私は屋上のドアを完全に閉めようとした｡


でもその時､私が思ってもいない声が聞こえた｡