だから、一緒に大きくなろう。
私も又、この星の子供だから…
私は来夢ちゃんの頬をそっと撫でて、
来夢ちゃんを抱き抱え、ベッドに寝かせた。
「おやすみ。来夢ちゃん。」
そっと扉を閉めて、私は、自分のベッドが
用意された部屋に入っていった。
懐かしい感じ……太陽の家みたいな感じ…。
布団の優しい温かさが私を抱き締めた。
おやすみ……お父さん。お母さん。
貴方達のいたあの日のこと、忘れない。
今度会えたらお母さんってちゃんと言うから。
だから、お母さんも笑っていてね。
「……おか……さ……」
私はいつの間にか眠りについてしまっていた。
夜は怖いはずなのにな……
誰かが私のことを守ってくれてるみたいで
全く怖くなかったんだ。
だからかな?
私が次の朝、いつもより
気持ちよく目を覚ますことができたのは。


