なにやってんの…… なにカッコつけてんの…… そんな風に私を助けてくれるから…… だからあんたの事いつまで経っても 忘れられないんじゃん…。 嵩広は少し息を荒くして、男達を 引き返させてしまった。 私はじっと嵩広の背中を見つめた。 なにコイツ…なに考えてんの… 「たかひ………」 「怪我……ねぇか?」 「えっ……?」 私は急に私の方に振り返ってきた嵩広に 驚いて思わず嵩広の顔を見つめてしまった。