ヨルくんは少しホッとしたように 頷いて、「うん!」って笑った。 やっぱり、ヨルくんは優しい。 何にも聞かないで見守っててくれる。 ヨルくんはこんな私を好きだって…… そう言ってくれた…。 ねぇ、ヨルくん。 それでも私、やっぱり答えられないみたい。 最低な女でごめんね。 一通り遊園地を満喫した私とヨルくんは ベンチに座って笑いあって…… ヨルくんは優しく笑って 「衣乃さん、僕飲み物買ってくるね。」 と言って私の元を離れた。