【友枝 渚 様】 この真っ白なドアの先に渚くんがいるんだ。 私はごくりと唾を飲み込んだ。 そんなことに気づかず、ルルさんは フワッとその真っ白なドアを開けた。 「渚、貴方に会いたいって子を連れてきたわよ。」 ルルさんがドアを開けた途端、 そこに見えた景色は私にとっては 想像した以上に真っ暗な景色だった。 「えっ……?ルル、この子ダレ……?」 渚くんは真っ白なベッドの上で、 ルルさんに優しく微笑んでいた。