「あの…渚くんに相談してからで……」
私がふとヨルくんから目線をそらすと、
ヨルくんは困ったように私の頭を撫でた。
「いいよ。でも、君が傷つくのは見たくないな。」
ヨルくんはぎゅっと私の体を包み込んだ。
大きくて温かい…人の温もり。
ごめんね、ヨルくん。
渚くんは、私に太陽をくれた人だから。
「渚くんに会ってくる。ヨルくん、
これ、私の連絡先だから、よろしくっ!」
私はヨルくんに自分のメアドと電話番号を
書いたメモ用紙を渡して駆け出した。
渚くんのいる病院に向かって……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…