私はルルさんと放課後、少しの間話をしていた。 私が言ったんだ。 相談があるので聞いてくださいって…。 ルルさんなら解決する方法を 見つけてくれるような…そんな気がしたから。 「ねぇ、楓さん。屋上に行きましょ? 彼の心境がよく分かる光景が見られるわよ?」 ルルさんはクスリと笑って私の前を 歩き始めた。 私は小さく頷いて、恐る恐るルルさんの 後を追って、屋上にやって来た。 そして、私がドアに手を掛けたその時……