誰かの声がして、ヨルくんが私から離れた。 私の目の前に姿を見せたのは…… 私がさんざん傷付けた人。 ねぇ…なんできたの? 「嵩広…」 私が下を向くと、嵩広は私の手を取って、 ヨルくんを通り過ぎた。 その瞬間、ヨルくんは 私の耳元でこっそり言った。 「このままじゃ本当にルル様の思い通りになる。僕は君を助けようとしただけなのにな……。」 と…。 一体どういう意味? 私が後ろを振り返ろうとしたときには もう遅かった。 私と嵩広は屋上を出たんだ。