学校が終わって、私はポカンと、教室の隅で
黒板を消す嵩広を後ろから見ていた。
でも、嵩広は私に見向きもしなかった。
そりゃそっか。
酷い事ばっかして…
ヒロインとヒーローに嫌がらせをする脇役の私
は醜くて自分の事ばっかの嫌な女だもんね。
いっつも自分の事しか考えられなくて…
今日だってそうだ。
中々帰ってこない両親の元で孤独になって…
お母さんが家を出ていって…
お父さんと二人になって…
新しいお母さんと来夢ちゃんがやって来て…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…