確か…学校の植物によく水をあげてたはず…! 私は学校の校門近くの花壇に目を向けた。 すると彼はそこにいた。 「やっぱりここだったんだ…。」 私は彼の方へと近づいていった。 すると、彼も私に気づいたようで 小さく手を振った。 「よぉっ!田河!」 相変わらずの大きな態度が私の頭に浮かぶ。 あぁ…やっぱりこの人だ! 「渡辺くんっ!」 見つけた! バスケ部キャプテン、渡辺疾風。