「渚くんっ…」



衣乃ちゃんはにっこり笑って

俺に突然、触れるだけのキスをする。


そして、ゆっくり俺から離れて

切ない瞳で俺を見て、


「永遠だよ。小さな光だとしても、信じてる。」


なんて口ずさんだ。


俺は突然の事で真っ赤な顔を

隠す暇もなく、衣乃ちゃんを抱き締めた。


「ありがとう…。絶対君を…守るから…」


俺は微笑んだ。

誰よりも綺麗なお姫様の手を握って…


そして、仁達に手を振った。


『またバスケしよーなっ!』って…



仁達もこっちを向いて手を振っていた。