「ねぇ …渚くん、これからどこいくの?」 「……どこだと思う?」 君には笑って欲しいから…… 俺だけにその笑顔を向けてほしいから…… 「……うーん…どこだろ?」 いっつも必死で君の笑顔を求めて… 「…………正解は君の居場所だよっ…」 そして、俺は君の手を必死で引いてくんだ。 真っ白な雪のお姫様の手を… その冷たくかじかんだ手をそっと握って……。