「あっ……///えと…渚くんっ!」
衣乃ちゃんが真っ赤な顔をして
あたふたしだした。
あっ…!そっか!
「俺に報告したい事あるんだよね?」
俺は衣乃ちゃんの手を引いて、
神社の階段を降りていく。
街灯が少し下に行かないとないみたいで、
真っ暗で足元がぐらつきそうになる。
「あっ…えと……それなんだけど……」
「えっ……?」
衣乃ちゃんが急に階段を降りる足を止めて、
俺の手を離した。
俺は後ろを振り返り、衣乃ちゃんの方を向いた。
真っ暗でなにも見えない。
でも、君がどんな顔してるのか
分かった気がする。