俺がそう言うと衣乃ちゃんは真っ赤な顔をして

その場から立ち上がった。



「図星か……」



俺はため息が溢れた。


「ご……ごめんなさい…」



衣乃ちゃんは泣きそうな顔をして下を向いた。


わかってるよ……?

衣乃ちゃんが悪いんじゃないって……



でも………やっぱ許せないから………



ーーーちゅっ…



「えっ///渚くんっ…///」


「ん…消毒。」



俺は衣乃ちゃんにそっとキスして笑った。


いや、何て言うか…実は焦ってたりする。

嵩広が今更、衣乃ちゃんに手を出すなんて…



でも絶対負けたくない…。

あんな男には……