「くっそ…何でこんなにイライラするんだよ?
衣乃が俺を好きじゃなくなった位で………」
訳わかんねぇ……。
衣乃は衣乃でちゃんと幸せ見つけたんだ。
もう、あの赤い鳥居の神社で泣く姿を見る事も
無くなる…。
せいせいするわ(笑)
俺はフッと笑って家に向かって歩いた。
すると……
ーーーピーポーピーポー…
という嫌なサイレンの音が近くで聞こえた。
「何だ…?」
俺は気になって家に向かって走っていった。
すると、そこには………
「はいはい、皆さん近づかないで!危ないから。」
パトカーと警察官が沢山いて、消防車が1台…。
そして、真っ赤に燃える衣乃の思いでの家……