私は口をパクパクさせて茹でダコ状態///
だって…これっ……///
「皆、何で俺らがキスしたって知ってんの///?」
渚くんが口元に腕を持っていって顔を隠した。
相合い傘の上に書かれたキスマーク。
やっぱこれ、何で知ってるんだってなるよね?
皆は黒板に並ぶ私達を見てニヤニヤと笑う。
「イチャついちゃって羨ましいー!」
「渚くん、衣乃ちゃんとお幸せにー!」
そんな声が飛び交う。
その時、私は不意に嵩広の方を向いた。
嵩広は私の方をちらっと見て
目があったと思ったらすぐに私から目を
そらしてプイッとそっぽ向いてしまった。
アレ……?


